茶畑通信 第31号  平成18.4

みなさん、こんにちは。

最近、雨が多い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか?天気が良ければ洗濯日和なのですが、天気の良い日は少ないですね。
これから、ゴールデンウィークなど楽しみなことも多いのでは?と思います。
僕たちは4月19日の手摘みを始まりに5月中旬まで新茶の摘採、製茶などを行っていきます。僕たちに、ゴールデンウィークはないわけですが、忙しい中でも、心地よい季節の中、無事育った新芽を摘みとれることをとても嬉しく思っています。家族で一丸となる、頑張りどきです。


するがわせという品種の手摘みの様子です。クリックすると大きくなります。
自然仕立て(するがわせ)の畑にて手摘みの様子

最近の当園の作業は、今回の新茶より、茶の木に寒冷しゃ(黒いガーゼのようなもの)などで日の光りを和らげることで甘みが多いカブセ茶を少し作りたいと思っています。
そのために、茶畑に寒冷しゃで覆いをして茶の木への日の光りを和らげるようにしました。まるで木漏れ日の中で育ったように、柔らかく、色の良い、甘みのある茶の芽が収穫できると良いと思います。上手くできれば上級茶のブレンドの材料にしたいと思います。
419日には当園の新茶が始まりました。早生品種の『するがわせ』の自然仕立て園での手摘みです。近所のベテランお茶摘み娘10数名の手をお借りして行ないました。

一芽一芽丁寧に摘まれた新芽は夕方から茶工場で丁寧に機械で揉みました。なかなか良い出来で新茶ならではの爽やかなお茶になりました。

作っている僕たちも新茶を楽しみにしていて、じっくり味わい

ながら飲みました。やさしく柔らかい味です。
初摘み『瑞祥』
100g 1,575(税込)になります。


牧之原市 献上茶作り

茶の生産が盛んな僕たちの住む牧之原市では、今年、献上茶謹製に取り組みました。農協青壮年部に所属する僕も手摘み作業に参加させてもらいました。丁寧に芽を摘みとりました。皇室献上茶作りに参加できたことを嬉しく思います。


当園の新茶を飲まれる方へ

当園の新茶をお使いいただきありがとうございます。丹精込め作りました新茶です。

良いお茶は湯温を70℃位に冷ましてから、1人分3g位の茶葉の入った急須に入れて、じっくりと1分ほど蒸らしたら、急須の中に湯が残らないよう一滴残らず出し切っていただくと1煎目だけでなく2煎目、3煎目も美味しく飲めます。

ぜひ、ゆっくりといれて、旬の新茶をお楽しみ下さい。