茶畑通信 第23号 平成17.9
みなさん、こんにちは。残暑が厳しく、まだまだ日中は暑いですが、朝夕は幾分か過ごしやすくなってきた気がしますが、いかがお過ごしでしょうか?
最近は、日本では豪雨、アメリカではハリケーンと自然災害が猛威を振るい、テレビなどで被災した地域の映像が流れていますが、とても痛々しいです。これからは台風が多く発生し、日本に上陸する事も多くなりますので気をつけなければいけませんね。
最近の当園の作業は、畑の草取り、茶園の裾刈り、肥料入れ、肥料と土の撹拌などです。
←茶畑の畝間を切り落とすために使う裾刈機。
バリカンのような刃をしているので扱いに気をつけます。
今の時期は雨があり草の成長は凄まじく、1週間もすればまた取らなければならないような状態になります。裾刈りとは、お茶の木とお茶の木の間に茂った枝をバリカンのような刃を左右に二つ付けた裾刈機で30cmくらい切り落とします。そうすることで、茶畑を歩くのが楽になります。いままで茂った枝は日陰をつくり土の乾燥を防ぐ役目もありましたが、これからの季節は気温が下がり、雨も増えるので一度刈り落とします。
肥料は、有機質の魚粕と化学肥料の硫安といわれるものを使い、雨降りの前を見計らい撒き、土と混ぜておきます。
そして雨が降ると土の中で有機質は分解され、化学肥料は溶けて効率よく効いていきます。
僕の実習畑について報告
今年初めより無農薬と有機質の肥料で栽培されている僕の実習畑は、従来の当園の畑に比べると茶の木の葉が小さくなりました。でも、土がもの凄く変わりました、土壌生物が増え、柔らかくなりました。心配した、気温が高い時期の病害虫の発生も少ないです。
気温が高くなってから肥料を撒かなかった事が良かったのだと思います。茶の栽培において芽を大きくし、味を良くする肥料成分と考えられる窒素はとても大切なのですが、たくさん与えると病害虫の付き易い軟弱な木となります。なので気温が高く病害虫が多い季節は肥料を抑えました。
これから秋は新茶に備え、魚粕、菜種粕、大豆粕、ヌカなどを発酵させたものをこまめに入れていき良い新芽が春に出ればと思っています。量よりも質の良いものが採れる畑になると思います。何事も勉強と思って試行錯誤してやっていきます。
なかなか進まないホームぺージ作り
先月より始めたホームぺージ作り、どんな感じにしようかなと迷いましたが、あまり難しいことばかり載せても面白くないので、お茶に関することや自分達のことなどいろいろ載せたいと思いながら作っています。一応、竹内園のホームページで作ったつもりですが段々と自分達個人のホームページになってしまいそうで怖いのです。
当園のホームぺージ『さんぽみち』を、パソコンをお持ちでおられてインターネットが接続されている方は是非ご覧になっていただければと思います。